4月標語


【解説】
稲刈りが終わって麦が蒔かれ、土の上に新芽が出てしばらくすると冬になります。凍てついて浮き上がった土と共に麦は踏まれ、こうすることによって春になると麦は分けつして、たくましく数多くの茎に穂をつけるのです。冬の厳しい時に新しい芽を踏むということは、私たち人間にとって苦難に耐え忍ぶということと全く同じで、とても大切なことではないかと思います。我慢することを知らず、苦しい事に耐えることもせず、辛抱することを嫌がってきた人は、僅かな苦難にもすぐ弱音をはき、すぐに挫け、逃げてしまいます。もともと人間は誰でもその人なりの能力を備えていますが、それらは鍛えなければ伸びるのもではありません。苦難に遭遇した時、耐え忍ぶことや辛抱することの尊さを知り、それを契機として自分の生き方を反省し、人生の深みを少しでも味わうことができれば、それが自分の新しい人生への転換につながっていくものと思います。

【交通標語】
『ム』チャするな 『ジ』カンにゆとり 『コ』コロのよゆう

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