6月標語

【解説】

「人の見解は百人いれば百通りある」と言いますが、物事に対する考えが自己中心的な発想のものであれば、それは非常に偏った狭い見方や考え方であることに気付かなければなりません。常に自分中心に物事を考え、行動する人は、「自分の見方が正しい、相手は間違っている」と考えがちで、人の助言や忠告にもあまり耳を貸さない人が多いのではないでしょうか。物事に対する見方や考え方は、さまざまな角度から捉えてこそ、その物の本質が分かってくるものです。偏った見方や狭い考えは、たとえそれが部分的には妥当なところがあっても、全体を広く大きな視野から見たもの、つまり全貌ではないため、正しいものとは言い切れません。自分中心の考えを押し通すことは、相手の立場や他人の気持ちを疎かにするだけでなく、いつの間にか迷惑をかけてしまうことにもなります。常に謙虚な気持ちで相手と向き合い、意見を聞き、自分の成長につなげたいものです。

【交通標語】

ひとりでも　まもるよやくそく　みぎひだり