積算部 浜屋の知恵袋♪

桜も終わって、これからはツツジの花ですね。
建築に使用される木材の種類も色々あり、強度も種類によって違います。
木材のついて、事前に理解して頂きたい内容の一部です。

土台などの防腐・防蟻性能を向上するには、木材の腐朽は腐朽菌、又蟻害はシロアリがそれぞれ生命活動を行うからです。
生命活動に必要な条件は、酸素・栄養・温度・水分の4条件です。逆にいえば、この内1つでも欠ければ、腐朽は腐朽菌、又蟻害は発生しないと言う事です。
私達が制御しやすいのは、水分です、いかに水分をコントロール出来るか、耐久性が大きく変わります。

造作用製材の等級、柱等4面の内、一番欠点の少ない面で(無節、上小節、小節)判断されるらしいですよ。下地用製材の等級、柱等4面の内、一番欠点の多い面で(1級、2級)判断されるらしいですよ。

筋かいは無節か、集成材・LVLが望ましい。
(LVLとは、合板にも使用されている単板を繊維方向にそろえて接着したもので、主に柱や梁に成形されている)
筋かいは圧縮力により、節の部分で座屈破壊することが多いので、節のない材料を設置する。

柱材の背割りは座屈試験によると、あまり強度に影響が無いと言う事です。
(試験結果は、繊維方向の割れについて、断面積、断面係数や断面2次モーメントが極端に低下しない。)

横架材(梁)はグリーン材でない事を確認する事。通常は乾燥材を使いますので、間違いは無いと思いますが、確認の為グリーン材のたわみは、初期の3倍になるそうです。十分考慮する必要があります。

集成材は製材の1.1~1.2倍の強さがあるそうです。ヤング係数は集成材、製材ともほぼ同じとする試験結果がありますが、集成材の方がばらつきが無く安心出来るのではないでしょうか。

住宅の新築・増改築される時は参考にしてください。

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