9月の標語

【解説】
いくら自分が努力しても、それを生かしてくれる土台のないところには、物事は成り立ちません。例えば、農作物を作るには、その土地の土質や水分、日当たり等がその作物に適していることが土台であり、そこに農耕者の努力が実るのです。ところが私たちは、物事が順調にいっている時には、それが自分のやり方や努力だけによるものであるかのように錯覚し、大切な土台となっている周囲の恩恵を忘れてしまいがちです。万事がいつでも自分の思うように都合よくいくだろうと思い込み、いつの間にか努力することさえ怠り、周囲の状況が変化してもそれに気付かず、次第に困難な自体を招いてしまうことにもなります。物事が順調に運んでいる時こそ、それがあらゆる人や物に恵まれた結果であることを改めて思い起こし、その状態を保ち続けるために気を緩めず、慢心することなく、より一層の向上をめざし新たな努力を続けていきたいものです。

【交通標語】
つうがくろ なれたみちでも 気をつけて

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