おかめ御幣 上棟式

11月11日 イエローガーデン高瀬新築工事の現場におきまして、上棟式が行われました。

上棟式は、棟梁が棟木に幣束を立てて、破魔矢を飾り、建物の四方に酒・塩・米をまいて清め、上棟の儀式を行います。
地域によって様々なやり方があるようです。

おかめ御幣をご存知でしょうか?

関西では弊串(ヘイグシ)に「おかめ」の面を付けるのが一般的なのです。
呼び名も、「おかめ御幣(ごへい)」と言います。
その由来は、京都市上京区にある千本釈迦堂にあるそうです。
本釈迦堂の本道(右写真)は鎌倉時代の1227年に建てられました。
その本堂建立をまかされていた大工の棟梁が、間違って柱を短く切ってしまい、どうしたらよいかと途方にくれていたところを、妻・於亀(おかめ)の助言でことなきを得て見事立派な本堂が完成したそうです。
しかし、女の入れ知恵で完成したといわれては主人の恥とばかり、完成を前にして於亀は自害。
人々は於亀の女心のいじらしさを憐れみ、おかめ供養塔供養塔を本堂の前に立てられたそうです。
それから後、室町時代の応仁の乱は京都を戦場に11年間も続き、ほぼ京都の街全体が壊滅状態になってしまいました。
しかし、千本釈迦堂の本堂だけは奇跡的に残ったそうです。
応仁の乱以後も、大永の乱、享保の大火でもその戦禍、災難を免れ、市内の寺院としては最も古い本堂となっています。このため京都では「おかめ」が主を陰で支える家の守り神として、上棟の際に小屋裏に収めるようになったそうです。

建物をお渡しするその日まで、安全に最前をつくし気持ちよくお引渡しできるよう、努力する事を誓いたいと思います。

㈱和泉建設 上前 辰也


コメント

人気の投稿