知恵袋

高齢化社会に備えて

住宅新築時に高齢者、障がい者等が居住しない部屋であっても、将来高齢者、障がい者等の寝室に使用されることが想定される可能性があるので、動線や段差を十分に考慮する事も、必要になってきています。

玄関、便所、洗面所、脱衣室、浴室、台所、食堂、居間、及び高齢者、障がい者等の寝室は、出来る限り同一階配置が望ましいでしょう。

住居内での生活は、移動が容易で自由に行えることが重要です。
畳敷きは車いすの走行性が悪い為、板張りに変えて走行性を高める。
玄関・便所・浴室に手摺設置や介助スペースを広めに確保する
寝室・浴室・便所等入り口の幅にゆとりを持たせる。
寝室と便所は出来るだけ近いほうが良い。

住居内では、全ての部屋間において段差なしにする,ことが望ましい。
高さが異なる床が必要な場合は、滑りにくい緩勾配のスロープを設置する。
(内部は1/12、外部は1/15程度)
段差が生じる場合は、床の仕上げの色を変えて見やすくする配慮が必要。

階段からの転落事故は、家庭内事故の中でも比較的多く、起きている為下記項目に配慮する。
階段の勾配、形状(折返し階段等)に配慮する。
連続させて手摺を設ける。(通常の場合:下りで利き腕側に設置
住宅を新築される時は参考にしてください。


積算部 浜屋

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