10月標語

 



【解説】

私たちは、自分が尊敬する人に対しては無意識のうちに言葉遣いに注意を払い、とりわけ礼儀正しく、失礼のないように特に心掛けてお付き合いをしていると思います。それは、自分がその人の人格や「働き」を尊び、感謝していることを相手に伝えたい気持ちがあるからです。中には「馴れ馴れしい態度や乱暴な言葉遣いをすることこそが、相手に対する親しみの表現であり、礼儀正しくすることはかえって他人行儀である」と考え、礼儀や言葉を軽んじる人もいるようですが、それによって、自分の気持ちが相手にうまく伝わらなければ、誠に残念なことになります。また、反対に、言葉や態度だけが丁寧でも、心がこもっていない交流は、ただ虚しいだけでしょう。礼儀や言葉を大切にする、ということは、形だけ整えるのではなく、心正して形にあらわす、という意味であり、感謝の気持ちや人を尊ぶ心を素直に表現していくことだと思います。


【交通標語】

通学路 速度を落とす 思いやり

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