3月標語
【解説】
近頃「忍耐」という言葉を使う機会が少なくなってきたように思います。物資のない時代を体験されている年配の方々にとっては、その当時は、衣・食・住、という生活の基本的なことさえままならず、「耐え忍ぶ」ことを日常的にごく当たり前のこととして受け止めていた記憶があると思います。忍耐というものは、人間の心身を鍛えてその能力を伸ばしていくため、また社会生活において和を図るための心掛けとして、今の時代にこそ、なお更必要なものだと思います。ただ、それが何の楽しみも展望もなく、現状維持だけのために自分の心を抑え込む、というようなものであっては意味がありません。耐えねばならない事の本当の意味を知り、いつの日にか飛躍するために、自ら進んで耐えようとする勇気と希望を伴ってこそ価値があります。自分を支える心の柱が、自分の将来への強い情熱と確信から成り立っていることに誇りを持って歩んでいきたいものです。
【交通標語】
しっかりと 止まってかくにん 横だん歩道
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