2月標語

 

【解説】

　人が他人を評する時には、本人の前では、相手に嫌われたくないという気持ちから、長所ばかり並べ、なかなか欠点を指摘しようとしないものです。しかし。欠点のない人間など在り得ず、面と向かって批判される機会がすくないだけのことだけ認識しなければなりません。人間というものは、褒められ調子に乗せられている時は「自分はこのままでよいのだな」などと満足してしまいがちで、自分の欠点に対する意識が弱くなるものです。自身の姿を真に知って、少しでも自己を向上させていこうとするならば、敢えて自分に向けられる批判に、素直に真剣に耳を傾けなければなりません。自分の欠点は身近にいる他人の方がよく知っています。悪口と受け取って聞くから不快になりますが、それを「自分の本当の姿を教えてもらっているのだ」と思えば、むしろ有り難く、感謝すべきものです。欠点を改め、長所を伸ばし、世の中により貢献できるように成長していきたいものです。

【交通標語】

夕暮れの　一番星は　反射材