5月標語
【解説】
「這えば立て、立てば歩めの親心」ということばがあります。生まれた子供が這うようになれば、親は「早く立たないかな」と思い、立つようになれば「早く歩くようにならないか」と思うもの、という意味です。このように親は、我が子に対しては赤ん坊の頃からその成長を楽しみにし、期待を抱くものですが、ともすればそれは過大なものになりがちです。親の夢や就きたくても叶わなかった職業、例えば科学者、小説家、医師、スポーツ選手、などを子供に託したいという気持ちは、ある意味微笑ましいところはありますが、それをむやみに押しつけ過ぎるのは無理があり、萎縮や反発を招きかねません。やはり子供の性格や適性、希望、興味の有無などを正しく把握し、その能力を伸ばすために寄り添い、環境を整えるなどの協力をしていくことが先決です。親の期待過剰により子供に大きな負担を与えることは、せっかくの愛情が空回りしてしまうことに気付きたいものです。
【交通標語】
赤信号 わたったうしろに 子供の目
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