9月標語


【解説】
自分が人を指導する立場にいる場合、時には厳しく叱らなければならない場面に出くわします。人を叱ることは大変難しいことです。自分の都合通りに事を運びたいという勝手な気持ちで叱った場合、その本心は言動に現われ、相手はそれを敏感に感じ取り、素直に受け入れないばかりか、反発さえ招きかねません。不満や苛立ちで感情的になっていれば尚更です。相手を尊ぶがゆえにその将来を思い、今大事な忠告を与えておきたい、分かってほしい、その切なる願いを込めることが、叱る立場にある者に欠かせない基本姿勢です。このような深い愛情を持ちながら、相手の性格や置かれている状況、気持ちなどを十分に理解しようとすれば、それに見合った叱り方の工夫も生まれてきます。そういう姿勢で相手と真摯に向き合えば、必ず相手の心に真意は深く伝わり、叱った言葉が互いにのために十分に生きてくることになり、自分自身も成長できるものと確信します。

【交通標語】
わたろうか いそぐ気持ちに ブレーキを

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