6月標語

【解説】

自分の欠点をありのままに認めることはなかなか難しいことです。それは、どうしても「自分を良く見せたい、人から良く思われたい」という、自分を飾る心があるからです。自分の欠点を指摘された時は恥ずかしい思いをしますが、実はこの時こそが自分を向上させる絶好の機会です。「あなたは強情で人の言うことに耳を傾けない」「心配性で細かいことを気にしすぎる」などと人から指摘を受けると、それを素直に認めることは自分を安く見積もられたように感じるかもしれません。しかし、それが事実なら反発したり隠したりしても意味のないことです。欠点を認めるのは勇気のいることではありますが、それは周りの人と同じ目線・認識に立つということでしかなく、また、欠点を認めたからといって、自分の値打ちが下がるわけでもありません。あるがままの自分を認め、自分の実態を基に向上への努力を積み、自身を磨き、充実した人生を歩みたいものです。

【交通標語】

気を付けよう　知らない道より　慣れた道