5月標語



【解説】
「子を持って知る親の恩」という諺があります。子供は、幼い間は親の意のままになっていますが、成長するにつれて「自分」という意識に目覚め、なかなかいう事を聞かなくなります。それは子供の成長の過程には当然あるべき自然の姿であり、喜ぶべきことなのですが、親にとっては苦労になり、「かわいいけれど困った子供」にも見えてしまいます。しかし「子供が親の意のままにならない」という困難に出会うことによって、今までは気づきもしなかった自分の親の苦労が分かり、また、他人のさまざまな苦労に配慮することも覚えていけるのです。子育ての苦労や困難を味わうことは自分自身に変化と向上をもたらし、それらが大きければ大きいほど自分の心が強く鍛えられることになります。子育てにおいて、我慢を教え、我が儘を許さず、厳しい躾をしようとするならば、子供にだけ要求を向けるのではなく、自分も省みながら共に成長を目指したいものです。

【交通標語】
スマホ見ず しっかり前見て 踏むペダル

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