2月標語
【解説】
子供の頃に、食べ物の好き嫌いをして親に叱られた記憶は、誰にもあると思います。偏食によって健康を損なわせてはいけない、という理由よりも、好き嫌いを押し通そうとする我が儘を強く戒めるためであったように思います。私たちは日常の生活において、食べ物に限らず、人や物事に対しても、何かと好き嫌いをしているのではないでしょうか。気の合う人とばかり交際して、苦手に思う人を遠ざけたり、あるいは、好きな仕事は率先してするけれども、嫌いな仕事はつい後回しに、といった具合です。しかし、こういった生き方を続けていると、いつのまにか自分の世界が狭くなり、また、物の見方や考え方も偏ったものになり、周囲の状況を客観的に見ることさえできなくなってしまいます。欲心が強すぎるのも同様ですが、このような我が儘な生き方では、物事を正しく判断してその本質をつかむことなど到底できるはずもないことに、是非気付くべきだと思います。
【交通標語】
外出は 明るい笑顔と 反射材
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